ラグビーW杯:日本、18試合連続未勝利に終止符 /五郎丸歩 キック成功率85%へ試行錯誤重ねた儀式
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ルーティンと歴史的勝利

ボールを2度回して地面に置く。3歩下がって左へ2歩。膝をそろえて中腰になり、顔の前で両手を合わせる。その動きは誰も入り込めない儀式のような空気をまとう。佐賀工業高出身のラグビー日本代表の五郎丸歩選手(29)がゴールを狙うキックの前に行う一連の動作は独特だ
◆スポーツ選手がプレーの前に必ずする行動「ルーティン(習慣)」。日課のように行動を習慣化させることで、心身を最適な待機状態にする。雑念や緊張が入り込む隙すらない無心の境地で体が動くようになる
◆五郎丸選手はルーティンの改善を重ねてキックの精度を上げた。昨年の代表戦での成功率は80%超。2011年ラグビーW杯の全選手の平均成功率は70%ほどと聞いた。既に世界有数のキッカーだが、成功率85%の高みを見据える
◆一連の動作で唯一定まっていなかった助走の歩数を決めてルーティンを固める姿をテレビで見た。「ミスできないプレッシャーはある。何か変えないと85%は出ない」との言葉に求道者のイメージが重なる
◆英国で開幕したW杯で日本代表は、優勝候補の南アフリカを破る歴史的勝利を挙げた。五郎丸選手は34得点中24得点の大活躍だ。世界を驚かせた一勝にも「もっと大きなものを変えて日本に帰りたい」と頼もしい。その右足が生み出すゴールへの軌跡にさらなる夢が膨らむ。

五郎丸 スケッチ キック前 儀式 00
(ラグビー 日本代表 五郎丸歩 キック前 スケッチ サポーター 美人)
ラグビーW杯:日本、18試合連続未勝利に終止符


 日本のW杯での戦いは、世界の壁にはね返され続けた歴史でもある。強豪の南アフリカを打ち破るまでには、数々の苦難を経験してきた。

1987年の第1回大会は1次リーグ3戦全敗。91年の第2回では宿沢広朗監督の下、ジンバブエに勝ってW杯の初勝利を手にしたが、その後は白星から遠ざかった。

 95年の第3回はニュージーランドに17?145の記録的大敗を喫するなど再び1勝もできなかった。99年の第4回には、現役時代にスター選手だった平尾誠二氏を監督へ抜てき。てこ入れをしたが、全敗に終わった。

 2003年の第5回でも全て敗れ、07年の第6回からは、ニュージーランド代表WTBとして活躍したジョン・カーワン氏をヘッドコーチ(HC)に招請した。07年大会、11年に実施された前回の第7回ではともに、カナダと引き分けたが勝つことはできず、劇的な向上はならなかった。

 大会ワーストの18試合連続未勝利で迎えた今大会の初戦。エディー・ジョーンズHCに導かれて大きな番狂わせを起こし、不名誉な状況に終止符を打った。

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五郎丸歩 キック成功率85%へ試行錯誤重ねた儀式

五郎丸 スケッチ キック前 儀式

(ラグビー 日本代表 五郎丸歩 キック前 スケッチ サポーター 美人)

<エディーJAPAN 歴史的8強へ5つの武器 >

ラグビーW杯イングランド大会が18日に開幕する。歴代日本代表において「史上最強」といわれるエディージャパンは、91年以来24年ぶりの勝利に終わらず、8強進出を目指す。躍進のカギを握る日本の武器を、5回に分けて紹介する。第3回のラグビー日本代表の通算最多得点記録を持つFB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)は、黄金の右足から放たれる正確無比なキックが武器だ。ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が「W杯でトップクラスの選手が記録する数値」として掲げた「キック成功率85%」を目指し、試行錯誤を重ねること3年。「85%を達成する準備はできた」と言うほどの安定感を得た。その秘密は、蹴る前の儀式にある。


 蹴るまでのルーティン(決まり事)はこうだ。ボールを軽く回して投げ上げてからセットする。3歩下がって左に2歩動く。右腕を振って蹴るイメージをつくる。特徴的なのはその直後だ。蹴る前に膝をそろえて中腰になり、両手を合わせて祈るようなポーズを取る。「体の真ん中に力を集中させるイメージ」を思い浮かべてから助走に入る。

  昨季のキック成功率は約81%。あと4%のためになにかを変えなければいけなかった。キック専門のコーチがいない日本代表で、「まずは見えるところを安定させよう」と取り組んだのが、この儀式だ。ボールの置き方を変えるなど微調整を加えて、ついに完成。8月22日のウルグアイ戦(福岡)では、6本のキックを全て成功させた。

  早大2年の05年に19歳で代表デビューしたが、07、11年のW杯メンバーには選ばれず、意外にも今回が初のW杯だ。かける思いは強い。「日本人はコンタクトスポーツでは勝てないと言われてきた。W杯で勝つことでしか、そのイメージは変えられない」。03年大会でイングランドを優勝に導いたSOウィルキンソンをはじめ、勝つチームにはトップクラスのキッカーがいた。初めてのW杯でその仲間入りを果たし、日本ラグビーの歴史を変える。その準備はできている。

  ◆五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)1986年(昭61)3月1日、福岡市生まれ。3歳でラグビーを始める。小4からはサッカーも。福岡市立老司中時代は部活がサッカー、クラブでラグビー。佐賀工高時代は3年連続で花園に出場。早大では1年からスタメンで、全国大学選手権を3度制覇した。ヤマハ発動機に所属し、昨季の日本選手権で優勝。185センチ、100キロ。


五郎丸 スケッチ キック前 儀式 0A
(ラグビー 日本代表 五郎丸歩 キック前 スケッチ サポーター 美人)
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日本ラグビー金星はどれだけすごい?例えが人気 桐谷美玲が吉田沙保里に勝つようなもの!?


ラグビーW杯イングランド大会1次リーグB組の初戦で、日本が過去優勝2回の強豪・南アフリカを34-32で撃破する大金星を挙げた。「世紀の大番狂わせ」、「W杯史上最大の衝撃」と世界を驚かせたこの勝利のすごさをラグビーを知らない人に伝えようとする動きが、ネット上で広まっている。

  まず、他の競技で説明するケース。サッカーで言うと、「日本がアルゼンチンやイタリアに勝つようなもの」とする声があったが、これはまだ考えられうるレベル。野球で「高校生がソフトバンクに勝つ」であるとか、突拍子もないケースではレスリングで「桐谷美玲が吉田沙保里に勝つくらいすごい」というものまであり、歴史的偉業を目の当たりにした興奮が伝わってくる。

  アニメ・漫画を引き合いにしている例も目立った。例えば「ドラゴンボール」を題材にした「ヤムチャがベジータに勝つ」というもの。「ドラゴンボール」を知らない人にとっては逆に分かりにくくなってしまうかもしれないが、作品終盤では表舞台に登場することも少なくなったキャラクターのヤムチャが、主人公・孫悟空のライバルであるベジータを倒すということは、作品ファンならすぐに「あり得ないこと」ということが分かる。

  また、プロレス・格闘漫画の金字塔「キン肉マン」から弱小キャラのカニベースが悪魔将軍に勝つようなもの。「機動戦士ガンダム」で「フラウ・ボウ(主人公アムロ・レイの幼馴染み)がシャア(アムロのライバル)の乗るジオングを撃墜する」ようなものという例えもあった。

  もともと、ラグビーは番狂わせの少ないスポーツと言われている。接触プレーが多いため、実力のあるチームがそのまま勝つケースが大半で、それだけに人々の興奮も大きく、多様な“例え”につながっているようだ。
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PR三上正貴(東芝)
「試合の最初からいけると思った。相手と体を当てても、差し込まれなかった」


PR稲垣啓太(パナソニック)
「いいスクラムが組めた。どういうスクラムを組めばいいか明確になっていた。(最後は)スクラムに懸けようと思った」


PR畠山健介(サントリー)
「みんなで勝ちにいった。僕だけの努力じゃない。コーチ、スタッフの方々に感謝したい。応援がよく聞こえて後押しになった」


後半29分の交代まで体を張ったHO堀江翔太(パナソニック)
「最後は会場全部が日本の応援をしてくれているように感じた。ハードなトレーニングをしてきて、チームが一つになってきたと感じる」


LO真壁伸弥(サントリー)
「どうやって勝つかみんな分かっていた。自分もセットプレーで貢献できた。(南アフリカは)一人一人のコンタクトの強さがすごかったが、日本は気持ちの部分で負けなかった」


LO大野均(東芝)
「チームでしっかり防御ができた。ジャパン・コールに包まれて勇気をもらった。全員が南アフリカに勝つと信じ続けた。(勝って)涙が出てきた」


NO・8アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)
「相手は世界チャンピオン。すごくうれしい。夢みたいだ。みんなの気持ちを出してプレーできた」


SH日和佐篤(サントリー)
「みんな本当に集中していた。(逆転トライは)理想通りつなげられた。遠めから見ていて、(トライを)取れるだろうと思っていた」


後半28分、五郎丸歩のトライをアシストした南ア生まれのWTB松島幸太朗(サントリー)
「練習の成果が試合にも出た。多少の緊張を感じたが、その緊張感を楽しめたのはよかった」


WTB山田章仁(パナソニック)
「15人の意思統一ができた。うれしくて信じられなかった」

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