マスクの効果は? 感染予防には? いつまで行動変えるべき? ウイルス学専門家インタビュー



  新型コロナウイルスの流行が続く中、ウイルス学が専門で京都府新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーの中屋隆明・京都府立医科大教授に、マスクの効果や感染予防のために気を付けたいポイントを説明してもらいました。



 -マスク着用は、感染拡大防止にどのような効果があるのでしょう。

 「新型コロナウイルスは、直径5マイクロメートル以下の唾液の微粒子などで感染します。自身が感染している場合、医療用マスクをすればウイルスが他人に広がるのをある程度防げることがわかっています。布製マスクでははっきりしたデータがありませんが、感染拡大防止にマスクが一定の効果を持つとは言えるでしょう」

 -感染が広がり始めた当初、マスクの意義について各国政府や世界保健機関(WHO)で見解がばらつきました。

 「当初、各政府は重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こしたコロナウイルスをモデルの一つとして対策を立てたと考えられます。SARSは、発症後でないとウイルスは他の人にうつりません。しかし新型コロナでは、無症状の感染者がウイルスを広げるケースがあると分かりました。こうした新型コロナの特徴から、無症状の人がマスクをすれば感染の広がりを防げると考えられるようになったのでしょう。またマスクによる新型コロナの飛散防止効果はインフルエンザに比べて高いことが最近報告されました。ただ、マスクをしても自身の感染を予防できるという確たる証拠はないので過信は禁物です」

 -感染から身を守るにはどうすればよいでしょう。

 「とにかく手洗いです。30秒以上洗って、手のひらについたウイルスの粒子を落として下さい。アルコール消毒も効果はありますが、ねばついた唾液などの場合は中のウイルス粒子まで浸透しないので注意が必要です。手指をこすり合わせ、アルコールをしっかりなじませてください。また人と話すときは約2メートル離れるように心がけて下さい。ウイルス粒子が飛んでくることを防げます」

 -ウイルスは目に見えないので、空気に漂っている実感がわきません。

 「たとえばたばこを吸っている人をイメージしてください。たばこの煙はだいたい直径5マイクロメートルで、ウイルスを包んだ唾液などの粒子を同じくらいです。たばこを吸っている人と話していると、かなり煙が漂ってきますよね。臭いもするので敏感な人もいると思います。新型コロナの場合、感染リスクが高くなると考えられるのは『1メートル以内で15分以上の接触』とされています。たばこを吸っている人からはき出される煙を避られるくらい離れればよいと思います。また、たばこやお香の煙は室内の換気を考える上でもモデルとなるでしょう」

 -なかなか大変ですね。行動様式を変えなければならない期間はどれくらいでしょうか。

 「現在、ワクチンの開発が始まっていますが1~2年はかかるでしょう。安全性や効果の確認に時間がかかるのです。治療薬の開発の方が実用化は早いかもしれません。人口の大半が感染すれば集団免疫が成立する可能性もありますが、ウイルスによってはいったん獲得した免疫の効果が1年以上持続しない場合があります。一方で、私たちがもともと共生してきたほかのコロナウイルスは冬に流行します。新型コロナも同じような性質を持つ可能性はあると思われ、冬に一定の流行を繰り返しながら長い間付き合っていくことになるのかもしれません」

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参考

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参考(完成案)
あなたは「消毒液 派」VS  「非接触グッズ 派」
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