サッカー女子W杯  なでしこ4強 岩渕初ゴールで豪降す
なでしこ オーストラリア戦

サッカー女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で日本(なでしこジャパン)は27日(日本時間28日)から準々決勝でオーストラリアと対戦し、1-0で勝ち、4強進出を決めた。7月1日(同7月2日)の準決勝は、この後行われるイングランド-カナダの勝者と対戦する。

 日本は後半42分、途中の出場した岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン)がゴール前の混戦でこぼれたボールを押し込んだ。日本は前半から持ち味のパスワークでペースを握り、優勢に試合を進めてきた。

 先発は決勝トーナメント1回戦のオランダ戦と同じメンバーで、今大会初の同一メンバーでのスタートとなった。後半26分に岩渕が大野に代わって出場し、結果を残した。また、45分には澤穂希(INAC神戸)が阪口と交代出場した。

 ◇先発メンバーは次の通り。

GK:海堀あゆみ(INAC神戸)▽DF:岩清水梓(日テレ)、熊谷紗希(リヨン)、鮫島彩(INAC神戸)、有吉佐織(日テレ)▽MF:阪口夢穂(日テレ)、宮間あや(岡山湯郷)、川澄奈穂美(INAC神戸)、宇津木瑠美(モンペリエ)▽FW:大野忍(INAC神戸)、大儀見優季(ウォルフスブルク)
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なでしこ4強進出 岩渕決勝ゴール/準々決勝詳細

なでしこCKトレインの残像 宮間「今後も継続」

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新布陣「なでしこトレイン」、豪州守備陣かく乱

サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会は27日(日本時間28日)、準々決勝2試合が行われ、4強が出そろった。

 日本女子代表(なでしこジャパン)は豪州を1―0で下した。

          ◇

 <なでしこトレイン>と命名されたセットプレーの新布陣が、豪州守備陣をかく乱した。

 自チームのCKで、ゴール前中央に、身長1メートル73の熊谷をはじめ大儀見、阪口、岩清水とヘディングの強い4人が体を寄せて縦に並び、キックの時に散り散りに動き出す。佐々木監督の指示で決勝トーナメント1回戦のオランダ戦で初めて採り入れ、豪州戦ではCKの大半の場面で使った。

 岩渕の決勝ゴールもCKから生まれたが、この時は<隊列>を組んでいなかった。「相手が混乱している感じがあった」と、してやったりの岩清水。セットプレーは、世界屈指のキッカーである宮間を擁するなでしこの強み。新たに加わった武器は、準決勝イングランド戦でも効果を発揮するか。
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