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2015年07月

首相、新国立競技場建設計画「白紙に戻す」
新国立にアスリートも「反対」

安倍総理大臣は総工費が当初の2倍近くの2520億円に膨らみ、批判を浴びている新国立競技場の建設計画を白紙に見直すことを正式に表明しました。

  「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す、そう決断いたしました」(安倍首相)

 総工費が当初の計画の倍近い2520億円に膨らんだ新しい国立競技場の建設計画。世論の批判に応える形で安倍総理は17日、正式に見直しを表明しました。

 「コストが当初の予定よりも大幅に膨らみ、そして、国民の皆様、あるいはアスリートたちからも大きな批判がありました。このままでは、みんなで祝福できる大会にすることが困難であると、そう判断したわけであります」(安倍首相)

 費用が膨らんだ大きな原因とされているのが「キールアーチ」と呼ばれる巨大なアーチ構造ですが、このデザインを取り込んだ案について、安倍総理は当初、こう述べていました。

 「2020年の東京大会では、誰も見たことのないような新しいスタジアムをお見せするだけでなく、財源まで確保できると、お約束できます」(安倍首相)

 そして、政府は先週まで計画案の変更に慎重な姿勢を示していました。

 「安易にデザインを変更することは我が国の国際的信用を失墜しかねない」(菅 義偉 官房長官、6日)

 IOC=国際オリンピック委員会の総会でのプレゼンテーションでも示したデザインを変えれば国際的な信用を失いかねないほか、今から計画を変更すれば建設が間に合わないリスクも出てくるからです。

 「国際コンペをやって、新たに新しいデザインを決めて、基本設計を作っていくということでは時間が間に合わない」(安倍首相、10日)

 しかし、オリンピックメダリストの有森裕子さんが涙ながらに抗議し、巨額の費用はスポーツ振興などに使うべきと訴える姿が伝えられたりするなど批判は収まる気配を見せず、政府・自民党内には危機感が広がりました。

 「この問題は安保と違って分かりやすい。だから、支持率が下がる原因になる」(自民党関係者)

 安全保障関連法案の採決強行で批判が出る中、この問題を放置すれば支持率の低下も加速しかねない。そこで、官邸は見直しを決断しましたが、一つハードルがありました。

 計画を変えれば競技場の完成は遅れ、2019年に行われるラグビーワールドカップの会場としては使えなくなることに。そこで、安倍総理は16日夜、東京オリンピック組織委員会の会長で日本ラグビー協会の会長も務めた森元総理と会って理解を求め、17日午後、正式に森氏と総理官邸で会談し了解をとりつけました。

 「政府がやるんでしょ」(森 喜朗 元首相)

 「東京都、それから国交省、ぜひオールジャパンの中で協力していただけるよう、丁寧にお願いしていきたい」(下村博文 文科相)

 安倍総理と会談した下村文部科学大臣は、計画を白紙に戻してもオリンピックには間に合うという調査結果を専門家から得たと明らかにした上で、できるだけ速やかにコンペの募集を始めて、半年後に新しい案を選び、2020年の春までに完成させると説明しました。ただ、費用のメドについては「これからです」として明言しませんでした。

 また、当初のデザインを変更することについては・・・

 「当然、契約の当事者であるJSCにおいても、財政やゼネコンについて適切に対応する必要がある」(菅 義偉 官房長官)

 「オリンピックは国民皆さんの祭典。主役は国民お一人お一人、そしてアスリートの皆さんです。ですから皆さんに祝福される大会でなければなりません。国民みんなで祝福できる、そして世界の人々から称賛される大会にしていきたい」(安倍首相)

 「やっぱりオリンピックは建物どうこうじゃない。国民の心が一つになることが大事だ」(首相周辺)

 半年後に決めるという新しい計画は、オリンピックの成功に向け日本が一つにまとまっていけるものとなるのでしょうか。

安保法案とは、そもそも何? わかりやすく解説
(朝日、毎日、東京 VS  読売、産経、日経  か)

安全保障関連法案(安保法案)が7月16日、衆院本会議で可決された。安保法案とはそもそもどんな法案で、どんな指摘が出ているのか、まとめた。


■どんな法律なのか?

法案は、新しくつくられる「国際平和支援法案」と、自衛隊法改正案など10の法律の改正案を一つにまとめた「平和安全法制整備法案」からなる。
集団的自衛権を認める
自衛隊の活動範囲や、使用できる武器を拡大する
有事の際に自衛隊を派遣するまでの国会議論の時間を短縮する
在外邦人救出や米艦防護を可能になる
武器使用基準を緩和
上官に反抗した場合の処罰規定を追加

などが盛り込まれた。歴代内閣が否定してきた集団的自衛権の行使容認には「合憲性を基礎づけようとする論理が破綻している」(長谷部恭男・早稲田大学教授)など、法学者らから疑問の声も強い。


■安保法案の構成
安保法案の構成 01

■そもそもなぜ必要とされたのか?

「日本を取り巻く安全保障環境が変化し、一層厳しさを増したため」と安倍首相は説明する。国内外から、「中国の脅威に備えないと、とんでもないことになる」という指摘も出ていた。

また、1991年の湾岸戦争で、日本はアメリカなどに約130億ドルの財政支援をしながらも、自衛隊を派遣しなかったことが評価されなかったことも契機となった。以後、日本はアメリカなどの求めに応じる形で、国連の平和維持活動(PKO、1992年~)を皮切りに、イラクへの人道支援(2003年~)など、自衛隊の海外派遣を徐々に拡大してきた。外務省の中には「外交のツールとして自衛隊を使いたい」という悲願もあるとされ、2014年に歴代内閣の憲法解釈を変更する形で、これまで禁じてきた集団的自衛権の行使を容認。2015年にアメリカを訪問した安倍晋三首相は、オバマ大統領に、関連法案の夏までの成立を約束した。

一方で、アメリカの圧力を指摘する見方もある。アメリカ在住のジャーナリスト・冷泉彰彦は、アメリカ情勢について次のように分析している。


アメリカにとっては、東アジアの戦力バランスあるいは世界における反テロ戦争に関して、日本がより「負担」をしてくれる分だけ、アメリカとしては負担が軽減されるからです。
 
負担が軽減されて助かるとか、カネが浮くと言うよりも、政治情勢や経済情勢の変化の中で「日本は負担が少な過ぎるからタダ乗りだ」とか「日本はカネだけ出して、血を流すのは我々なのか」といった「日本切り捨て論」を防止する効果があるのと、何よりも「日本に要求を受け入れさせることができた」という「成果」をオバマ政権が議会や世論にアピールすることができる、そうしたアメリカの内政上の問題が背景にあると思います。
 
(ニューズウィーク日本版:「新安保法制」の問題点とは何かより 2015/03/26 12:14)


■複雑すぎる「事態」

法案では、自衛隊の派遣が可能となる6つの事態を想定。事態の内容によって自衛隊が活動できる内容や、国会承認手続きの必要性などが盛り込まれた。


■安保法案の6つの事態

安保法案の6つの事態 OA

例えば、「存立危機事態」では集団的自衛権の行使が可能となり、自衛隊の武力行使も認められる。原則として事前の国会承認が原則だが、事後の承認も例外的に認められるとされた。

一方で、国際社会の平和と安全を脅かすような「国際平和共同対処事態」では武力の行使は認められず、国会の事前承認も例外なく必要となる。

■「存立危機事態」の定義が曖昧

自衛隊が集団的自衛権で武力を行使できる「存立危機事態」は次のように定義されている。


「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」

(内閣府「平和安全法制等の整備について資料」より 2015/05/14)


安倍首相らは「政府が総合的に判断して認定する」としているが、民主党などは定義や認定方法が「極めて曖昧」と主張する。岡田克也・民主党代表は、「存立危機事態は、非常に抽象的。時の政府が勝手に存立危機事態を認定して、自衛隊を送り出し、武力行使するということになりかねない」と指摘。「当然、反撃も来るわけですし、国民の暮らし、命がかかっている大きな政治の決断。それが(国民が政府に)白紙委任しているような形になり、民主国家としては許されない」と批判した。

一方で維新の党は、この存立危機事態を「武力攻撃危機事態」に変えた修正案を提出した。「条約に基づきわが国周辺の地域においてわが国の防衛のために活動している外国の軍隊に対する武力攻撃が発生し、これによりわが国に対する外部からの武力攻撃が発生する明白な危険があると認められるに至った事態」と定義。個別自衛権によって対応するとした内容だっが、自公両党は維新の修正案に賛同しなかった。

■「後方支援」は「人道支援」とどう違う?

武力行使が認められない「国際平和共同対処事態」や「重要影響事態」などで、自衛隊の活動をどこまで認めるのかも焦点だ。

後方支援には「武器の提供は含まない」とされているが、弾薬の提供や武器・他国の兵士の輸送は認めており、防衛庁長官や自民党副総裁などを歴任した山崎拓・元衆院議員は、後方支援中の部隊が襲われる可能性が高いとして、自衛隊の後方支援自体に反対している。


正面と後方は一体、つまり後方とは兵站ですから。今まで自衛隊は、例えばサマワなら近くのアメリカ軍に守ってもらう約束もあった。今度は兵站基地の部隊は自分たちで守らなければならない。そのための装備も持っていきますよね。かなり重装備になりますよ。PKOとはわけが違う。正面と後方は一体だから、敵軍は必ず、兵站基地である後方を襲います。すると自衛隊は防戦します。武器を使用すれば反撃がある。反撃があればまた撃ち返す。そうなれば武力行使になる。武力行使になれば戦闘行為になる。戦闘行為になれば、それは戦争に巻き込まれるということになる。そこで死傷者が出ないなんてまず考えにくいですね。だから、リスクが高まることは間違いない。イラクの経験はいくつか他にもあるんですけれども、自衛隊を後方支援活動に出すこと自体に私は反対です。
 
(安保法制で「リスクは間違いなく高まる」 背景にある真の狙いとは? 山崎拓vs.岡田克也対談より 2015/06/15 21:58)


■今後の予定は?

法案は、110時間以上の国会審議が行われた。しかし、NHK・朝日・読売・産経・毎日・日経などの大手メディアが行った世論調査で「賛成」が「反対」を上回ったものはなかった。

法案は参院に送られ、審議される予定。会期末は9月27日だが、仮に参院本会議で議決されなくても60日たてば衆院で再議決できる「60日ルール」の適用も視野に入れていると見られる。しかし、適用すれば「参院不要論」につながりかねないため、与党側はルールを適用せずに成立を目指す考えだ。民主党など野党は徹底抗戦を主張しており、採決までの道のりは予断を許さない。

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7月17日の出来事と安保法案とは、そもそも何? わかりやすく解説

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安保法制が参議院安保特で可決  (参議院は良識の府)/安保法案 民主・福山哲郎氏の発言詳報  50分近く理由を説明

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新聞(マスコミ)は?
朝日、毎日、東京 VS  読売、産経、日経  か

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安保法賛否・デモの報道…新聞各紙、二極化する論調

戦後日本の大きな転換点となった安全保障関連法の成立や抗議デモを、国内の新聞・テレビはどう報じたのか。


 朝日、毎日、読売、産経、東京の在京5紙は19日付1面(最終版)に、法案成立への賛否を示す論文を掲載した。

 朝日新聞は「民意軽視の政治問い続ける」との長典俊・ゼネラルエディターの論文を掲載。「憲法に抵触する疑いが強い法制だ。成立してもなおその是非を問い続ける」とした。

 毎日新聞は小松浩・論説委員長が「国家の過ちに謙虚であれ」の見出しで、「国民の支持のない自衛隊の海外派兵はあってはならない」と指摘。東京新聞は深田実・論説主幹が「不戦の意志貫こう」とし、憲法9条の条文を添え、「法律が成立しても国民多数が望まぬなら不用にできる」と訴えた。

 一方、読売新聞は田中隆之・政治部長が「戦禍を防ぐ新法制」として、「強大化する中国と向き合い、必要最小限の抑止力を維持できるようになる」と評価。産経新聞も「視点」で、「中国の脅威 抑止力強化」の見出しで成立を評価し、「自国存立のために集団的自衛権を行使できるようにするのは当然だ」とした。

 各地の反対デモの取り上げ方も、5紙で分かれた。

 最大規模となった8月30日の国会周辺での反対デモ。朝日、毎日は翌31日付朝刊で1面2番手の扱いを含め3ページにわたり掲載。朝日の長ゼネラルエディターは「カウンターデモクラシーの萌芽(ほうが)の動きとして注目すべき事象と判断した。しかし、「反対」だけに焦点をあてるのではなく、人々を街頭へと突き動かしたものはなにか、を考えるという視点から記事の構成を考え、紙面扱いを判断した」とした。

 東京は31日付朝刊1面トップをはじめ、6ページにわたり全国のデモを紹介。参院特別委の中央公聴会を報じた9月16日付朝刊では、学生団体「SEALDs(シールズ)」の中心メンバー奥田愛基さんの発言を全文掲載した。3紙は積極的に各地の反対デモを取り上げた。

 一方、読売は8月31日付朝刊社会面で、29日にあった賛成デモと併せて反対デモを紹介。9月17日付朝刊社会面で「デモ国会周辺緊迫 寝そべり 通行妨害」の見出しで、デモの主催者発表と警察集計の参加人数の開きを指摘し、60年安保闘争のデモに参加した大学名誉教授の「当時は安保改定が何なのかよく分からないままデモに加わったが、のちに必要だと理解できた」との談話を添えた。

 読売新聞グループ本社広報部は「記事掲載の経緯や判断は従来お答えしていませんが、安保関連法案をめぐる抗議行動など様々な動きは、紙面で適切に報じています」としている。

 産経は8月31日付朝刊社会面で「SEALDs(シールズ)」の分析記事を掲載。公安関係者の見方や共産党の機関紙・赤旗が大々的に掲載した経緯に触れ、「実態は不明な部分もある」と書いた。産経新聞広報部は「個別の記事や特定の記事に関することはお答えできません」としている。

 各紙の論調やデモの扱いの違いについて、慶応大の大石裕教授(ジャーナリズム論)は、新聞が果たす役割が論説や解説へ移っている点に着目する。「スマホに最新のニュース一覧が並ぶ時代に新聞も様変わりを求められ、論調の違いが最大の個性になった。記事の切り口や扱いは社の論調に影響されやすく、メディア環境の変化が二極化に拍車をかけた」と話す。

■テレビ各社、扱う時間に差

 テレビも安保国会とデモの様子を連日伝えたが、扱う時間には差もあった。

 最終盤の5日間(14~18日)、NHKと在京民放計6局の夜のニュースを比較した。NHKの「ニュースウオッチ9」、テレビ朝日の「報道ステーション」、TBSの「NEWS23」、フジテレビの「あしたのニュース」は放送時間(CM含む)の4割前後を割いた。一方、日本テレビの「NEWS ZERO」は1割強、テレビ東京の「WBS」は1割未満だった。

 17日の参院特別委の採決の混乱には、各局から批判のコメントが相次いだ。報ステの古舘伊知郎キャスターが「私は強行採決だと思います」とコメント。「NEWS23」の岸井成格アンカーは「国の形を左右する重要法案とは思えないような、ぶざまな形の強行採決でした」。「ZERO」の村尾信尚キャスターも「この法案、まだまだ議論が足りません」、「ウオッチ9」の河野憲治キャスターも「言論の府とは思えない光景。与野党とも他の対応はなかったのか」と語った。

 NHKは7月15日の衆院特別委を採決の瞬間しか中継せず、視聴者から批判を浴びた。9月17日の参院特別委はニュースを拡大し、19日午前0時過ぎからの参院本会議も、予定を変更して採決まで中継した。上智大の音好宏教授(メディア論)は「制約の多い国会中継の枠ではなくニュースという形で報じたのではないか」と話した。



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為末大、有森裕子も…新国立にアスリートも「反対」の大合唱

新国立にアスリートも「反対」

新国立競技場の現行案について、アスリートたちが次々に反対の声を上げている。

 元陸上男子の為末大氏(37)は自身のホームページ(HP)で「3つの立場から今の案に反対」と表明。理由として「サブトラックがない」「スポーツがお荷物だと思われるのはいや」「どう考えても経済的に負担が大きすぎる」などを挙げている。

 招致活動に協力し、五輪で銀、銅メダルを獲得した元女子マラソンの有森裕子氏(48)も、6日のシンポジウムで「オリンピックが、皆さんの負の要素のきっかけに思われるようなことは本望ではない。一人でも多くのオリンピアンが応援していただけるよう、何かできれば」と涙で直訴。

 元ラグビー日本代表の平尾剛氏(40)も自身のツイッターで「おかしいでしょ! やっぱり。声、あげませんか、スポーツ界の中から! こんな不条理は断じて許せない」と怒り爆発だ。

 新国立を巡っては、建設から解体までのコストが1兆円を超えると試算する専門家もいる。一刻も早くやめた方がいい。

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新国立競技場、与党幹部やスポーツ界からも批判の声


 2520億円という巨額の工費を見込む「新国立競技場」。与党幹部やスポーツ界からも批判の声があがっています。計画の見直しを求めるインターネット上の署名は、5万人を超えました。

  「倍の試算になった途端、『民主党の責任だ』というのは適切ですか」(民主党・蓮舫議員)

 「ひと言も民主党の責任だとは申し上げておりません。ただ、ザハ・ハディド氏のデザインを選んだときは民主党政権だと事実関係だけ申し上げた。責任回避をするつもりは全くございません」(下村博文文科相)

 14日も野党の追及が続きました。ずさんな計画に、自民党の最高意思決定機関でも苦言が・・・
 「世論調査等を見ても、国民の大半がこれ(建設費)に対して疑問をもっている」(自民党・二階俊博総務会長)

 批判の声はスポーツ界からも高まっています。
 「ほとんどのアスリートがいろいろ言いたいし、もちろん意見もあると思う」(有森裕子さん)

 オリンピックメダリストとして招致活動にも関わった有森さん。新国立競技場問題を考えるシンポジウムで・・・
 「皆さんの負の要素のきっかけに思われるようなことは(アスリートとして)本望ではありません」(有森裕子さん)

 涙ながらに抗議し、巨額な費用はスポーツ振興などに使うべきだと訴えました。

 「陸上選手として反対です」(為末大さんのブログより)

 元陸上選手の為末さんは、ホームページに反対意見を掲載。「現行案は世界大会に必要なサブトラックがない」など競技者の視点で批判し、「スポーツが社会のお荷物だと思われるのはいやだ」と記しました。

 10月の着工に向け14日も作業が行われていましたが、市民団体は、なお強く新国立競技場の見直しを求めています。

 「管理できる範囲の値段・機能 景観・環境にあったものに考え直そうと」(神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会・清水伸子共同代表)

 インターネットの署名サイトで賛同者を募ったところ14日の夜、5万人を超えました。先週の計画了承後におよそ1万人増えています。署名は文科大臣などに宛てたもので、国会請願にもつなげたいとしています。さらに、ネット上で盛り上がりを見せるのは、強烈な風刺画の数々です。

 「新型ルンバ、今ならなんと!2520億円」(ツイッターより)

 全自動掃除機に見立ててデザインを批判した物や、巨額の建設費を揶揄してカネを主食とする怪獣とコラージュ。また、猪瀬元都知事が辞任するきっかけとなった金銭借用問題を題材にしたものまで登場しました。

 こうした中、デザインを決定したコンペの審査委員長・建築家の安藤忠雄氏が、16日にも会見を行うことで調整中だとわかりました。迷走はまだ続きそうです。
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安藤忠雄氏、新国立「2520億円聞いたときにええっと思った」

 2520億円に膨らんだ巨額の総工費が問題となっている新国立競技場のデザインの採用を決めた有識者会議の委員長で、建築家の安藤忠雄氏(73)が16日、都内で記者会見を行った。

 安藤氏は笑顔を交えて、冒頭から独演会状態となった。

 「(7日の)有識者会議に出なかったからというて、全部安藤さんのせいやっていうのはどうなんかなと。同じ時間で大阪で講演会をやってまして。大阪でやってくれっていうたんですけどね。だいたい皆さんの意見は分かります。(質問)言うていただいた方がいいかな。そんな写真とらんと聞いてください」

 7日の有識者会議を欠席した件については「申し訳ない」と謝罪した上で、「体調が悪くなかなか東京にこれない。昨年、すい臓と脾臓を全摘出しまして。よく生きてるなと思う」と、体調の悪さを説明した。

 質問を数問受けた後はパネルの前に移り、関西のテレビ司会者ばりの“パネル芸”を披露した。

 委員長として、役割を担ったのはデザイン案の選定までだったと主張した上で、2520億円まで膨らんだ総工費については「下がるところあるんじゃないか。私が聞きたい。1人の国民として何とかならんかなと思う」と、嘆いた。

 計画の見直しについては「2520億円を聞いたときにええっと思った。本当?と。調整せなあかんでしょうね。徹底した討論をして、スケジュールのことを含め、コストのこと、そうすべきでしょうね」と、した。
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【単刀直言】森喜朗元首相 「新国立競技場の経緯すべて語ろう」 

 先日、共同通信が新国立競技場の連載を配信したでしょ。初回の見出しが「きっかけはラグビーW杯」だ。はは?ん、ときたね。反対してる連中は、国立競技場に反対している人たちは、戦略的に僕を一番の悪者にしようとしてるわけですね。

 経緯を説明すると、ラグビーW杯が決まった時、「せっかくビッグイベントがくるんだから国立競技場の改築のいい機会だな」となった。耐震も免震もやってないし、老朽化も進んでいるけど、サッカーや早明ラグビーなどは超満員だ。時に危険で改築は10年来の課題だったんです。

 もう一つ。国立競技場はもう陸上競技の公認競技場じゃなくなった。陸連(日本陸上競技連盟)が世界大会をやりたくてもできない。つまり陸上、サッカー、ラグビーなどスポーツ界にとって新国立競技場は悲願だったわけです。

 そこにたまたまラグビーW杯が決まった。その時は民主党政権。だから西岡武夫(故人、元参院議長)さんにラグビーW杯の議連会長になってもらい改築話をスタートさせたんです。

 ラグビーW杯会場となる条件は定員6万人、それに観客席に屋根がいる。男子サッカーW杯は定員8万人以上だ。だからサッカーも招致できるように定員8万人でいこうとなった。それに陸上競技もできるようにするには可動式スタンドも必要だと。そういう話を進めているうちに東京五輪が決まったわけだ。

 じゃあ、なんで建築家のザハ・ハディド氏が出てきたかというと僕もよくわからないのだが、2016年の東京五輪招致の時、晴海を中心にした全体像を描いたのが建築家の安藤忠雄さんなんですよ。あの時は石原慎太郎(元東京都知事)さんが安藤さんと共同作業で晴海に国立競技場を移そうとしてたんだ。僕らが「霞ヶ丘はどうするんだ」と言ったら石原さんは「サッカーとラグビーだけそっちを使えばいいじゃないか」と言ってたな。

 ところが、晴海の話はIOC(国際オリンピック委員会)からノーを食らったわけですよ。風があるから公認記録に影響するってね。羽田空港の空路のせいで空撮にも支障があるらしいんだな。2020年の五輪もヨットやカヌー、トライアスロンなどの会場を他に変えたのもそういう問題があったからなんだ。

 そういうことで2016年の招致は落ちちゃったけど、2020年は幸い決まった。

 五輪招致では「立候補ファイル」というのをJOC(日本オリンピック委員会)と東京都がIOCに提出するんだけど、その中に新国立競技場の全貌が書かれていて、IOC委員の投票の決め手になっているわけです。

 2013年9月のブエノスアイレスのIOC総会で日本に投票した委員は「日本はこんなすごいものを造るのか」となった。それに安倍晋三首相は「他のどんな競技場とも似ていない真新しいスタジアムから確かな財源措置に至るまで、その確実な実行が確証されている」と演説して大拍手だったわけよ。

 そういうわけで五輪によって新国立競技場はあんな風に変わっちゃったんだが、共同通信の「はじめにラグビーありき」というのは実に下品な推測というか、怒りを覚えるね。

 それにもう1つ。2019年にはプレ五輪がある。五輪と同じ競技場を使うわけです。それまでに新国立競技場を完成させなければならない。

 それがなぜ「ラグビーW杯のために」となるのか。そんなこと言うならラグビーはWR(ワールドラグビー)と話をつけて日産スタジアム(横浜)に行くか、味の素スタジアム(調布)に行くかという話になる。だからラグビーありきではないということはぜひ理解してほしいんです。

 あえて言えば2016年に招致を失敗した東京都とJOCが考えた案でしょ。それだけのこと。僕は反対だったんだけど、ああいう大きな事業だとWTO(世界貿易機関)関係で国際コンペをしないわけにはいかない。そこでザハって人に頼んだというのは僕もさっぱりわからないが、2016年招致からの経緯なのかね…。

 あの有識者会議っていうのは、そんなことを決める会議ではないんですよ。投票権もないし。グラウンドの恩恵を預かる陸連とかラグビー協会とかサッカー協会とか学識経験者とかに「こう決まりました」って報告するだけ。私は当初からあんな生牡蠣をドロッと垂らしたようなデザインを見せられて「へーっ、こんなのは嫌だなあ」と思ったけどね…。

   × × ×

 そういう経緯もあるんだから東京都は逃げちゃいけない。東京都で開くんですからね。五輪をやりたいと手を挙げたのは東京都だ。その時は石原さんだった。正直言うと「知事選に出ない」と言うのを、僕が「五輪をもう一度誘致すると宣言して辞めればいいじゃないですか」と説得したから申しわけないと思ってるんだけどね。

 招致が決まった時の都知事は猪瀬直樹さんだけど誘致できたのは石原さんの存在が大きかった。だから石原さんが推薦する安藤さんの意向を文科省もJOCも拒否できなかったのかな。

 だから現都知事の舛添要一さんにも言ったけど、東京都は国がメーン会場を作ることに感謝しなきゃいけない。「迷惑だ」みたいなことを言う立場じゃないでしょ。前々からの経緯から言えば、少しでも資金援助をするのが、むしろ常識ではないかな。

 石原さんの元々の構想では、晴海の競技場は国と東京都が折半でやるって話だったと聞いたよ。1000億円くらいを見込んでたんじゃないかな。それが1300億円、1500億円と膨らんでね…。

 文科相の下村博文さんと猪瀬さんはこの問題で3?4回会ってますよ。あの2人は会う度にそれぞれが自分の手柄のようにアナウンスするからカチンとくる。その辺が国と都がギスギスした原因の一つかな。

 だけどそれはそれ。舛添さんはそういう過去の経緯を承知して五輪をやるということで都知事になった。だから自民党都連が一生懸命、推したんだ。

 まあ下村さんと色々ギスギスしてたけど遠藤利明さんが五輪相になったので、国と都の調整は遠藤さんにお願いすることになった。するとどうも下村さんは逃げよう逃げようとするんだな。五輪相がいたって所管は文科相なんだよ。

 舛添さんは来年、リオデジャネイロで市長から五輪の旗をもらって「次は東京だ」とデモンストレーションするんですよ。そしてその旗を新国立競技場で振らなきゃならん。その栄誉を受けたのだから少しは協調性を持ってやってくださいと申し上げた。ものすごく頭の良い人だから記者にペチャクチャと学者みたいなことを言ってたら混乱する。

 この間、舛添さんがここに来られた時、「風邪引いてる」とおっしゃるから、それで「田舎でもらった蜂蜜があるから持って帰りなさい」と言ったら「蜂蜜で買収された」と新聞に書かれてね。ホントにこの問題を漫画チックにして、僕が都知事に「都民の金を出せ」と押さえつけてるような書き方だよ。

 僕が言いたいのは、2019年のラグビーW杯だけじゃなくてプレオリンピックに間に合わせないと世界中の笑い者になるぞ、ってことなんです。

 それに7月末にクアラルンプールでIOC総会がある。ここでまだ決まってなかった自転車競技の会場と、メーン会場がすべてセットされましたという報告を私がしなきゃいけない。

 IOCのトーマス・バッハ会長はなかなか腹のある人で、6月のローザンヌでの理事会では「メーン会場の話はしないで結構です。私は日本の仲間を信じている」と武士の情けをかけてくれた。理事たちも何も言わずに我慢してくれたが、次も決まらないと一悶着あるよ。各国にいろんな日本の新聞情報が入ってみんな心配してるんだから。

 次のIOC総会できちんと報告できなかったら、契約違反になる。東京都とJOCが「こういう開会式でこういう風にやります」という文書をIOCに出し、契約したんですよ。

 無責任な評論家は「そんな競技場がなくても五輪はできる」とか言うけど、これはメンツの問題でもある。

 ラグビーだってヨーロッパとオセアニアでやってたのを初めてアジアへ持ってきた。日本でやってこれが米国やロシア、南米へと広がっていくことを期待してるんです。

 ラグビーだけじゃない。サッカー協会は女子W杯の誘致を希望しているが、それにはスタジアムがいる。それに可動席スタンドが必要なんです。ラグビーは6万人でいいけど可動式スタンドと観客席の屋根は重大な問題だ。

 さてそこで、屋根の問題がなんでこんな風にこじれたかといえば、これも下村さんなんですよ。初めて公式に舛添さんに協力の依頼に行ったでしょ。

 その時に舛添さんが沖縄県みたいにカメラやマイクを入れて下村さんと会見をやったわけですよ。僕は下村さんに「気をつけて話しなさい。間違っても議論をふっかけるようなことはしないように」と忠告してたんだ。下村さんも「わかりました、よく気をつけます」と頭を下げときゃいいのに、知事に言われて大見得を切ったんだ。

 「考えてますよ。スタンドは仮設にして屋根はやめる」と。これは余計なこと。最後に切るカードを先に出しちゃったんで「屋根がいらない」と独り歩きしてしまった。そうじゃなくて開閉式はやめようということだった。

 ラグビーもサッカーもグラウンドに雨が降っても別に構わない。問題は屋根が空いたままだったらコンサートや文化行事ができないことなんです。

 新国立競技場の維持費をまかなうにはコンサートを開きたい。大きいからいろんなことをやれる。文化、経済、スポーツ、すべての集積する場にしようという計画だったんです。

 日本武道館は一度も赤字を出したことはないのはなぜか。コンサートで7?8割の運営経費をまかなっている。東京ドームもポール・マッカートニーやEXILEのコンサートをやってるでしょ。屋根がないとそういうことができない。騒音問題が出て環境問題になる。

 これは五輪にとっても死活問題なんです。なぜかというと開会式は半年以上前から準備する。多くのマンパワーを要するからリハーサルは夜しかできないんです。毎晩電気をつけて音楽かけてたら、たちまち騒音問題になるじゃない。

 だからほんとは天蓋は必要なんです。抗しきれなくなっちゃって「天蓋はやめて五輪後につけます」と言わざるを得なくなったけど、開会式のリハーサルは一苦労だな。

 僕は専門家じゃないけどキールアーチが問題なのは分かる。でもそれを前提にして基礎設計をやってるんですよ。キールアーチをやめるとなると全部やり直しだ。そうすると実施設計まで1年半かかり、プレ五輪に間に合わない。

 それにキールの部材は7月中に発注しないと間に合わないそうだ。あまりに巨大だから全体を作って競技場に運べないから切断したのを運んで現場で接合するしかない。だから仮設工場もいるんですよ。

 問題は総事業費だけど、そこは腹をくくって国家的事業だからということで納得してもらうしかないんです。大事なことは、五輪は国と東京都と組織委員会が協力してやることなんです。そして経費を徹底的に精査すること。僕が組織委員会にきて2000億円くらいはすでに圧縮したよ。

 それでも東京都が3000億円、組織委員会もトータルで7000億?8000億円はかかる。でも国は2520億円しか出さない。おかしいと思いませんか。3対8対2だよ。

 新国立競技場は50年先とか、80年先に東京五輪のレガシー(遺産)として残して、日本の文化、経済、科学技術、スポーツを世界中に発信する中枢にすべきなんです。それがアベノミクスでしょ。われわれはそういう理想に向けてなんとか歯を食いしばって国の財政にも迷惑かけないようにやってるんです。

 僕も無報酬だよ。わずかばかりの議員年金は家内に渡してね。日当は手をつけず組織委のメンバー全員の盆と暮れの打ち上げ代に貯めてるんです。

 僕は組織委に2つを言ってるんだ。1つは派閥を作るな。もう1つは自分の出身の組織を向いて仕事をするな。組織委員会に現在380人ほどいるが、来年には倍になる。その人たちがみんな自分の出身の組織を見て仕事をしたら一体どうなりますか。だから、自分の出身組織のことは考えずに五輪を成功させることだけを考えてやりましょうと。俺もいろいろ気を遣ってるんだよ。

(このインタビューは7月14日に)

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2015年7月8日
【新国立競技場問題】五輪 負の要素に思われたくない 有森さん 涙の訴え


「オリンピックが負の要素に思われるようなことは、本望ではない」。女子マラソンの五輪メダリストで、二〇二〇年東京五輪招致活動にも協力した有森裕子さんが六日夜、東京都内で開かれた新国立競技場問題を考えるシンポジウムに参加。意見交換の場で司会者から請われてマイクを握り、「ほとんどのアスリートが言いたいこともあると思うし、意見もあると思う」などと語った。


 有森さんは「アスリートは協会に属し、そこで育ててもらい、皆さんの応援を受けて競技に没頭することが使命。その現場(協会)を多少なりとも触発するようなことはできない。その気持ちはくんでもらいたい」と、現役の選手たちが置かれた立場を代弁。


 その上で、「心から願うのは…」と言葉を継ごうとして突然、十数秒間絶句。涙を流し、途切れ途切れの声で「オリンピックが、皆さんの負の要素のきっかけに思われるようなことは本望ではない。一人でも多くのオリンピアンが応援していただけるよう、何かできればと思い、この会場に来ました」と話した。


 「自分自身も招致活動に参加し、五輪を呼べたことを喜んだ」と有森さん。新競技場計画への自身の考えも明確には語らなかったが、発言には複雑な胸中がにじんだ。


 有森さんは一九九二年バルセロナ五輪で銀メダル、九六年アトランタ五輪で銅メダルを獲得。二〇年東京大会の招致活動では、講演やイベントに参加するなど招致実現に尽力した。

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新国立競技場「計画見直すべきだ」94% 

2020年年夏の東京五輪・パラリンピックの主な会場となる新国立競技場の建設計画をめぐり、アンケートに協力くださった電子版読者の94.0%が「計画を見直して建設費を縮小すべきだ」と考えていることがわかりました。


新国立競技場「計画見直すべきだ」94% 

 また、内閣支持率は45.8%で支持率と不支持率が逆転し、第2次安倍内閣発足後で過去最低となりました。

 今回は3356人の読者がアンケートに参加くださいました。新国立競技場の建設問題が皆さんにとって非常に関心の高いテーマであることを示しているといえるでしょう。

 新国立競技場の建設費用が当初予算の約2倍の2520億円となる見通しについて、とにかく金額の高さを問題視している声が多かったです。

 「国も地方も借金漬けなのに、なんでこうなるの?」(55歳、男性)

 「3000億円の最終建設費、50年後の改修費1000億円は全く無責任。この案は取りやめ、第2位か3位の案で安く作るべき」(56歳、男性)

 2520億円には、新国立競技場の目玉ともいうべき開閉式屋根の設置費用は含まれていません。五輪大会後に建設するとなると、さらに費用がかさみ、結果的に3000億円になってしまうとの試算があります。

 2520億円の規模感ですが、東京ディズニーランドと比較してみると、わかりやすいかもしれません。オリエンタルランドのホームページによると最終的な総事業費は約1800億円とのことです。しかも「着工当初に見込まれた予算1000億円は瞬く間に増加していきました」とのこと。当初見通しよりも800億円のオーバーとなったそうです。

 一方、今回の競技場については、デザインを募集する際には1300億円の予算を見積もっていたといわれています。それが最終的な見積もりとなる2520億円では約2倍になります。

 「当初予算とかけ離れすぎている」(46歳、女性)

 「設計時の見積もりとの差が大きすぎる。詐欺みたいだ」(63歳、男性)

 率直な感想です。さらに責任を追及する声も多く寄せられました。

 「計画のあまりのずさんさに開いた口が塞がらない。企業ならクビだ」(56歳、男性)

 「当初予算より大幅に増えることに誰が責任を取るのですか」(60歳、男性)

 さらに、批判の矛先は現在の安倍政権にとどまらず、野党の民主党にも及んでいます。

 「この計画は2012年に民主党政権時代で決定されたもの」(57歳、男性)

 さらに「予算で無理なら開催返上すべき」(68歳、男性)との厳しい意見もありました。

 一方で、安倍晋三首相は「新たにデザインを決めるのは五輪に間に合わない可能性が高い」(10日の衆院特別委員会で)と述べています。

 「見直すべきではない」と答えた読者の中には「どうせ作るのだし、ここは日本の顔と思っていいものを作る方がよい。但し、より費用の効率よい回収法を練ったほうが建設的」(52歳、男性)と、建てた後に費用に見合った使い方を考える必要性を挙げていました。

一方、東京五輪に向けて日本が最も優先して取り組むべきテーマについては、「日本選手の強化・育成」が38.6%で最も多く、次の「治安対策」17.8%の2倍以上でした。

 「日本選手の強化・育成」を挙げた読者から寄せられたコメントには、新国立競技場問題とからめての記述が多く見受けられました。

 「五輪後の利用価値のない競技場への浪費よりも、後につながる選手の強化・育成に金が使われるのは賛成」(49歳、男性)

 また、世界で活躍する女子サッカー選手を引用した意見も。

 「なでしこの選手たちが不安定な身分で競技を続けていることが報じられたばかり。選手の生活や練習環境を改善することを優先すべき」(41歳、男性)

 具体的な提案もありました。

 「強化というより育成に力を入れてほしい。例えば、小学校にも体育大学出身の体育専任教師がいて、走り方から指導したりすれば、もっと基礎力があがって色々なスポーツの能力向上になるのではないかと思います」(37歳、女性)

 ぜひ実現してほしいですね。

今回、ご協力いただいた読者の皆さんによる安倍内閣の支持率は45.8%で前回の55.9%と比べて10.1ポイント下がり、支持率と不支持率(54.2%)が逆転しました。2012年12月に第2次安倍内閣が発足した後でもっとも支持率が低かった14年7月2日調査の49.7%を下回りました。

 これまで総じて高い支持率を維持していた安倍内閣でしたが、「今回の騒動を見て落胆し、不支持に転換しました」(64歳、男性)と、新国立競技場を巡るゴタゴタを嫌気している読者が多いようです。

 また、支持する層についても「基本的に支持します。だからこそ勇気を持って2500億円もの浪費を止めてください」(36歳、女性)と、新国立競技場の見直しには賛成を示す意見が目立ちました。

 不支持する読者の中には海外からのコメントもありました。オリンピックは世界的なイベントだけに、新国立競技場を巡る問題は海外でも話題になっているそうです。

 「在米邦人ですが、醜態が英文報道でも出回ってきました。『なぜ9割以上の国民が反対することが一握りの政治屋の思惑で通るのか』とあきれ気味です」(40歳、女性)

 なお、16日の日本経済新聞朝刊「視点・焦点」面に、南シナ海問題をテーマとした「クイックVote」に寄せていただいた皆さんのコメントを掲載しています。併せてお読みいただけると嬉しいです。


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なでしこ、連覇逃す…序盤で4失点し米に2-5

なでしこスタメン  スケッチ

【バンクーバー(カナダ)】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会は5日(日本時間6日)、決勝が行われ、世界ランキング4位の日本女子代表(なでしこジャパン)は同2位の米国に2―5で敗れ、2011年ドイツ大会に続く連覇はならず、準優勝となった。

 米国は4大会ぶり3度目の優勝。日本は3分に先制点を許し、16分までに4失点。27分に大儀見優季(ウォルフスブルク)が1点を返し、相手のオウンゴールで追い上げたが、追加点を奪われた。11年W杯決勝で米国をPK戦の末に破った日本は、12年ロンドン五輪に続いて米国に決勝で敗れた。

 先発は次の通り。

 ▽GK 海堀

 ▽DF 有吉、岩清水、熊谷、鮫島

 ▽MF 阪口、宇津木、川澄、宮間

 ▽FW 大野、大儀見

なでしこ、決勝進出 終了直前、オウンゴールで勝ち越し
なでしこスタメン  スケッチ
(   なでしこジャパン スタメン スケッチ 美人 サポーター )

サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、連覇をめざす日本女子代表は1日(日本時間2日午前8時)、準決勝でイングランドを2―1で破り、2大会連続の決勝進出を決めた。日本は5日(日本時間6日午前8時)の決勝で、前回大会と同じ米国と対戦する。


 日本は前半33分、有吉がファウルを受けて得たPKを宮間が決めて先制した。しかし、前半40分、イングランドにPKを決められて同点にされ、1―1で前半を折り返した。

 日本は後半終了間際、相手オウンゴールで勝ち越した。

 先発は次の通り。

 ▽GK 海堀

 ▽DF 有吉、岩清水、熊谷、鮫島

 ▽MF 阪口、宇津木、川澄、宮間

 ▽FW 大野、大儀見

     ◇

 ▽交代 【日】岩渕=バ(後25分、大野)【イ】ホワイト(後15分、テーラー)A・スコット(後30分、ブロンズ)カーニー(後41分、ウィリアムズ)

 ▽警告【日】大儀見【イ】ラファティ
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なでしこ、オウンゴールが決勝点…決勝は日米

 【エドモントン(カナダ)】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会は1日(日本時間2日)、準決勝1試合が行われ、世界ランク4位で連覇を狙う日本女子代表(なでしこジャパン)は同6位のイングランドを2―1で下し、2大会連続で決勝に進出した。

 日本は33分、宮間あや(岡山湯郷)がPKを決めて先制。40分にPKで同点に追いつかれたが、後半ロスタイム、相手のオウンゴールが決勝点になった。

 日本は、5日(日本時間6日)に行われる決勝で、前回大会準優勝で世界ランク2位の米国と対戦。2011年W杯ドイツ大会、12年ロンドン五輪に続き、世界大会で3大会続けて日本と米国が頂点をかけ戦うことになった。

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宮間主将「気持ちで押し切れた」 冷静に先制PK ベンチ前で仲間と喜ぶ

最近(最新)サッカー 女子  決勝へ  なでしこ ニュース(W杯中心 応援 サポーター)
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なでしこ劇的オウンゴールで2連覇王手/準決勝詳細


なでしこ4強進出 岩渕決勝ゴール/準々決勝詳細


なでしこ辛勝8強!有吉、阪口弾/オランダ戦詳細


最近(最新)サッカー 女子  なでしこ ニュース(W杯中心 応援 サポーター)
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